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目的別で選ぶ熱処理仕様

金属材料、特に鉄鋼材料は、JIS規格、各鉄鋼材料メーカー規格にあるように多種の材質が製造されています。これらの材料を素材のまま状態で機械加工して使用される場合もありますが、殆どの場合、熱処理と機械加工の組み合わせにより、新たな機械特性をもった材料に変え、使用するのが通常です。
本項目では、目的に応じた熱処理を簡単に分類しておりますので、ご参考にしてください。
また、当社への問い合わせ時のキーワードとして、ご活用ください。

熱処理

目的 熱処理方法
硬くする

焼入れ焼戻し

強さを増大させる

焼入れ焼戻し

時効処理

疲労強度を上げる

焼入れ焼戻し

浸炭焼入れ

浸炭窒化焼入れ

高周波焼入れ

火炎焼入れ

軟窒化処理

耐衝撃性を向上させる

焼入れ焼戻し

オーステンパー処理

バネ特性を改善する

焼入れ焼戻し

オーステンパー処理

耐摩耗性を向上させる

焼入れ焼戻し

浸炭焼入れ

浸炭窒化焼入れ

高周波焼入れ

火炎焼入れ

軟窒化処理

耐熱性(高温硬さ)を改善する

焼入れ・焼戻し

軟窒化処理

耐食性を向上させる

固溶化熱処理

軟窒化処理

被切削性を改善する

焼鈍し

焼ならし

機械加工応力を除去する

焼鈍し

低温応力除去焼鈍し

磁気特性を向上させる

磁性焼鈍し

固溶化熱処理

時効処理

経年変化を防止する

サブゼロ処理

クライオ処理

焼鈍し


表面処理

目的 表面処理方法
樹脂金型、ダイキャスト金型の寿命を延ばす (離型性、耐摩耗性を改善する)

SN(軟窒化)処理

PSN処理

PVD処理

WPC処理

ステンレス部品の耐摩耗性を向上させる

SN(軟窒化)処理

PSN処理

浸炭した歯車の強度を向上させる

WPC処理

バネ強度を上げる

WPC処理

プレス金型の耐摩耗性を向上させる

PVD処理

TD処理

CVD処理

WPC処理

シュウ動性を向上させる
(摩擦係数の低減)

SN(軟窒化)処理

PSN処理

PVD処理

WPC処理

DLC処理

テフロン系コーティング

SPCC、SS400等のプレス部品の耐摩耗性・曲げ強度を向上させる

精密浸炭窒化処理(ε処理)

SN(軟窒化)処理

耐食性を向上させる

SN(軟窒化)処理

PVD処理

光学系部品を黒色にする

PSN-B

未熱処理部品の疲労強度・耐摩耗性を向上させる

SN(軟窒化)処理

※メッキ系処理に関しましては、記述しておりません。詳細はお問い合わせください。

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